〇●ポーカーフェイス●〇

そんなとき、トイレのドアがバタンっとあいた




三人は一斉にドアに注目し、私は便器から頭を出した





「あんたたちなにやってんの?」





夏華の声だ




「何だ、夏華か。」




「あんたもやれば?…できないならあんたも同じ目にあうよ?」




そう笑うサエコ




夏華は苦笑いをし、サエコを思い切りビンタをする



パチーンとなり響く音




「こんなクソみたいなことするくらいならいじめられた方がましだね。


私はあんたとは違う。
こんな奴らより、結愛のほうが大事。
あんたは一生こいつらとつるんでな。」




そう優子の胸ぐらを掴む




そして、トイレのドアにの外に顔を出し、「先生ー!こっちでーす!」




そう叫ぶ




サエコとリナは慌ててトイレから出て行った




夏華は私にかけより、抱きしめた





「気づいてあげられなくてごめん。辛かったね。…なんで、言ってくれなかったの!」




そう涙を流しながら私を揺さぶる





「夏華には迷惑かけたくなかった…」




そうつぶやくとまた私を抱きしめる





「ばか!!!迷惑なんてあり得ないから!いじめられたってね、二人なら大丈夫だから。きっと二人なら乗り越えられるから。



一緒にがんばろう?」




そんな言葉に力が抜けて、涙がいっぱい流れ落ちる




優子は私たちを見つめ、
「結愛ちゃん、ごめん…私、そんなに強くないから…」




そう言い放ち、トイレを飛び出して行った