全面ガラス張りのエレベーターから外を眺めながら最上階に着くのを待つ


あっという間に最上階につき、一番奥の部屋へむかう
最上階はとても静かで、自分の歩く音が響く



一番奥の部屋につき、さっき受け取ったキーをさす。
ドアは開き、私は足早に部屋へと入った



私は無言ですたすたと大きな部屋に入り、まるで全面ガラス張りと思えるくらいの大きな窓の近くの椅子に鞄とブレザーをポイッと投げた



そんな私を見てソファーに座って本を読んでいた男が立ち上がり、近づいてくる




無口、無表情の私に男は微笑む
「お疲れ様。入学おめでとう。制服に合ってるよ」




そんなありきたりなせりふを言う男に私は苦笑いをする



「やめて。そんな言葉いらないわ。」



しらっとそんなことを言うと男は呆れた顔をする