サエコたちはさっさと私を置いて帰って行った
私はその場から動けなかった
悲しくて、
辛くて、
苦しくて、
そして悔しくて…
その日からいじめはさらにエスカレートする
放課後には必ず呼び出され、拷問のようないじめをうけた
そして、ある日の放課後…
「汚い顔、洗ってあげるよー」
「ほーら、お水でお顔洗おうねー」
そう私の頭をふみつけ、便器に押し込んだ
息ができない
便器の水を大量に飲み込み、むせる
それでもお構いなしに私の頭を踏みつける
ついこないだまで一緒に笑っていたのに
どうしてこうなってしまったのだろう
私が何が悪かった?
何をすれば許される?
いつまで我慢すれば終わる?
殴られてあざができることも
教科書がなくなることも
みんなの前で恥ずかしい思いをすることも…
全部当たり前になった
何度されてもなれることはない
殴られたらいたい
悪口を言われたら哀しい
そして虚しい
そんな気持ちは変わらない

