「ほんとさいって~。」
「サエコ大丈夫だよ??私たちがいるから!!」
「みんなで仲良くしよう…あいつ以外のみんなで」
そう一斉に私のことをみる女子
またゾクゾクっと寒気がした
「前から思ってたんだよね~。私、見下されてるって」
そうリナはサエコの肩を抱きながら私を睨む
「お金持ちのお姫様だもんね?」
「あ、過去の話か!!」
「いーまーはー…貧乏人のヤリマン女か」
私を違う生き物を見るかのような目つきでみんなが注目する
その時私は見た
俯くサエコの口が笑っていたところを
私は教室を飛び出し、トイレの個室に入り、息を整えた
お願い、これが全部夢であって
あんなに優しい目で笑っていたみんなが
何かに乗り移られたかのように別人になって居た
きっとみんな待っていたんだ
こうやって標的が現れるのを
私はうずくまり、涙をこらえた

