「テスト終わったねー!スッキリー!」




そう伸びをする篠原葵



「あぁ、終わったよ…いろんな意味でな…俺のテストは終わった…」





そんな西岡俊介の背中をぱちーんと叩く篠原葵




「ちゃんと勉強しないからでしょー?昨日一緒に勉強しようって言ったのに!」




「いてぇ、まだ打撲治ってねえんだから…勘弁して…東城はテストどうだった?」





「普通。」




そんな返答に西岡俊介は肩を落とした





「まあまあ、俊介のテストできなんて知れてるから!とりあえず東城さんの話、聞きにきたんでしょ?」



そう笑う篠原葵




三人は私のことをまっすぐ見つめた




「私は、あなたたちに話したい。今までのこと全部。



受け止めてくれなくていいから。
ただ私のことを知ってほしい」





三人は頷く





私は大きく深呼吸をする




そして目を閉じた



「私が中学の時の話し…ーーー」