うまく学校を抜け出し、自分たちの学校についた
先生に見つからないように中川さんを三人で隠しながら教室までいった
教室にはまだテスト前だからか大半の生徒が教室に残っていた
「あおちゃんたち帰ったんじゃなかったのー?」
と、みんな駆け寄ってくる
「ちょっとね、」
と、いいながら中川さんのビデオを教室のテレビにつないだ。
「なになにー!」
と、テレビに注目するみんな
しばらくするとぱちっとビデオがつき、流れ始めた
少し離れたところから男女の集団を移している映像
その集団からは笑い声が溢れている
少しアップになって集団の中心に座って笑っているのは東城の姿だった
何を話しているかわからないけど笑いながらみんなの輪のなかで話している
東城が何か言うとみんなから楽しそうな笑いが起きる
そんな映像を見て、また胸の奥がぐっと苦しくなる
「これ、もしかして東城さん…⁇」
「え、信じられないんだけど…」
教室にいるみんなも眉間にシワを寄せながら映像に釘付けになった
「こんな笑うんだ…。」
そう誰かが呟いた
俊介は首を傾げらながら中川さんを見た
「何でこんなビデオ撮ってたん?」
そんな言葉に中川さんは俯く
「私、中学の時もいじめられてた。だから、いつもみんなの中心にいて、誰にでも優しい結愛ちゃんがすごく憧れだった。だから秘密でこっそり撮影してた。で、この日、クラスの人にそれがばれたの。見てればわかる」
そう中川さんは映像に顔をむけた

