その件についではひとまず置いといて、東城の友達はそのまま、倒れたままだった
篠原は手を貸し、立ち上がらせ、制服についた泥をはらってあげた
「大丈夫⁇いつもこんなことされてるの⁇」
そう心配そうな顔で中川さんを見る篠原
中川さんは少しさみしそうに笑い、頷く
「大丈夫。この前結愛ちゃんも言ってたと思うけど、こういうの慣れてるの。」
そんな言葉に篠原は首を振る
「慣れるわけないよこんなの。」
「大丈夫。でもありがとう。今日はどうしてこんなところに??」
そんな問いに俺たちは今日教室で起こったことを話した
「東城さんが人殺しなんて嘘でしょ?それを証明したいの!」
中川さんは目を細め何処かを見つめながら話す
「夏華ちゃんが死んだのは…あの学校みんなのせい。生徒教師、あとは世間家族みんなだよ」
「別に詳しいことは話してくれなくていいの。ただあの写真が欲しいの!あの写真をみたら東城さんもこんな頃があったってわかったら、少しは誤解が溶けるかも…」
そんな言葉に中川さんは首を振った
「だめ、あの写真は私の宝物だから。あの写真一枚しか持ってないの。もう現像もできない。」

