そのあとも篠原葵の悪口が教室に響いた
これが友達ごっこ
少しうまくいかないとすぐに崩れる
陰口は女の大好物だ
私は呆れながら本を取り出し、読者をした
だから私はこうやってずっと一人でいた方を選んだ
昼休みの終りの方になって篠原葵は帰ってきた
篠原葵もさっきのことが少し気まずいのか集団の横を通り過ぎ自分の席についた
そんな篠原葵を集団は睨んだ
「本当いままで、なんか騙されてた気分ー」
「最悪。」
「そういえばさ、ゆかの誕生日も一人だけ忘れてたもんね」
「私あおちゃんにだけ何も言われてない。忘れてたって冗談だと思ったけど本当だったんだ。」
「偽善者だねー」.
そうわざと篠原葵に聞こえるように話す女たち
篠原葵は何も動じず、あのベンチに座っているときのように何処かをぼーっと眺めていた
そんなとき「たっだいま〜」と、西岡俊介が入ってきた

