〇●ポーカーフェイス●〇

そして授業が終わり、お昼休み





きゃっきゃと響き渡る笑い声





「てかあおちゃんお姉ちゃんいたんだねー」






「お姉ちゃんの話全然しないからー」






そうお姉ちゃんの話を切り出す女たち





篠原葵はまた顔が引きつる





「えー?そうかな?」





「てかさ、あおちゃんと雰囲気ってか話し方ちょー似てたよね?」





「そんなことないよ…」




少しずつ笑顔がなくなる篠原葵





「でもさ、昨日のあおちゃん別人みたいだったよね?」





「うんうん、ちょー怖かった!!」





「…」





「あの後ちゃんとお姉ちゃんに謝ったのー?お姉ちゃんかわいそうだよ??」





そう冗談っぽくいう仲間




「別に謝る必要ないし。いつもそうだから」






そう無表情で呟く篠原葵




そんな篠原葵の暗い声ですこししらける