次の日
昨日は宏太とあの後会い、あのレストランで食事をした
そしてまた奥の部屋にいたんだけど相変わらず宏太は私の手も握ってこなかった
そんな宏太のじれったさに少しドキッとしてしまう自分がいた
私はそんなことを思いながら歯を磨き、家を出た
学校につくといつも通り教室がにぎわっていた
「ゆかーーー誕生日おめでとう!!」
「あーりーがーとー」
そんな声が飛び交っていた
そういや今日篠原葵の友達のゆかっていう女の子が誕生日だったっけ
昨日篠原葵がウザったいほど私の前で何をしようか考えていた
篠原葵は相変わらずぎりぎりに教室に飛び込んできた
「あおちゃーん。おはよう!!今日何の日か知ってるー??」
そう篠原葵に駆け寄るゆか
「へ?なんだっけ??」
そう築かないふりをする
帰りまで忘れたふりをするって言ってたな。。。
「ほんとにわからないの??昨日の日付変わった時にメールくれなかったのあおちゃんだけだよ??」
そう眉を潜める篠原葵
「え??なにが??そんな時間寝てたに決まってんじゃーん。」
そう言って自分の席に戻る篠原葵
そんな篠原葵を見て少し不機嫌そうなゆか
私はくだらない、思い、そんな光景から目を反らした

