〇●ポーカーフェイス●〇

私は末永に背を向けた




「あんたが無理やり連れてきて無理やり注文したのに何で言わなきゃいけないのよ」




そんないつもの私の言葉に末永は
「はいはい」
と、いい私の頭をポンっと撫でた




また何だかぎゅっと締め付けられるむね




私は三人と少し離れたベンチに座り、一人クレープを食べた





クレープなんていつぶりだろう…
なんて考えながらさっき末永に撫でられた頭をそっと触った





私のこと嫌いなくせに何なのよ