どんどん自己紹介が進んでいくなか、私は篠原葵を後ろからじっと睨んだ クラスみんなと仲良くなりたい 浮いてる人をほっとけない 篠原葵はそんなタイプのどんぴしゃな人 こういう人がいると私の計画がズタボロにされる いたかいないか解らないくらいの存在になりたいのにこういう人一人いると無理 みんなと仲良くできる私はいい子でしょ?なんて匂いがぷんぷんする そんな彼女の都合に振り回されるなんて考えらんない 私には彼女のキラキラした柔らかい笑顔さえ 憎く感じる