体を震わせ、怖がっているふりを続ける
これはかなり重要な演技





そんな大げさに演技をしているっていうのに助けてくれる人なんて誰一人いない
ここでも見て見ぬふりは存在する





どんなに困った人がいても
どんなに苦しんでる人がいても
助けてと目で訴えても




朝、会社に向かう大人たちは自分のことで精いっぱいなのだ
できるだけ面倒なことには関わりたくないそれはここでも一緒だ




私は目をつむり、じっと耐える




手はだんだんとエスカレートしていく





パンツの上からそっと触ってきた後はパンツの中に手を突っ込む




そしてぐちゃぐちゃとかき混ぜるように私のパンツの中を手さぐりしながら触ってくる





私が何もしてこないと分かったこの人は大胆なことに私の手を取り、自分の股間に私の手を当てた




そして撫でさせる




そんなことを数分間続けさせられたあと、ズボン越しだけどその人がいったのがわかった





こんな朝の電車の中で一通りを済ませてしまうなんてなんて奴だ



私は呆れる