朝、目覚めて私はいつも通り学校へと向かった




電車の中もいつも通り満員電車で、体を向きなおすことすらできないくらいのこみよう





駅員もまるで箱にものを詰め込むように無理やり押し込む
そんな光景に呆れながらも私もその箱の中に押し込まれる





そんな箱の中では日常のストレスからか
ここで日頃満たされきれない欲求を満たそうとする人がいる




自分の目の前に誘惑があるわけだからそんな欲求を抑えきれない人がいてもおかしくはない






痴漢…それは毎朝の満員電車につきものだ





女性の敵…
そう普通のヒトは思うだろう




でも私には違う





それも私にとっては都合のいい道具に過ぎない




満員電車、そんな密着した環境を利用して一つの手が私の太ももへとのびる





私はぐっと堪えるふりをして俯く




そんな怯えるふりをすればその手は調子に乗る



そして私のお尻をパンツの上からゆっくりとそっと触る