俊は、有り得ないような噂が大嫌いだった。
幽霊だとか、お化けだとかなんて、信じなかった。

だから、学校中が霊の話で持ち切りになっているのが、とても不快だったのだ。



弘太郎は、そんな俊に誘われ、一緒にこの場所へ来たのだった。