「いったー....」


頭がガンガンする...


ソファに寝かされていた


ここ...何処...?


どこかの事務所のような場所


「やっと起きたか」


「っ!?」


目の前に現れたのは、いつか倉庫に来た人だった


「俺の顔、忘れたとは言わせねえぞ?」


「....」


何、この人...


「俺の名前は結城だ。歳は隆弘の野郎と一緒」


ってことは21歳...?


そうは思えない...


もっと若そうに見える


見た目はね...


「...帰ります」


「そうはいかねえなぁ」


出入り口のドアに立つ結城さん


「どうしてですか?」


「せーっかくお前を捕まえたんだ。隆弘の脅しに使わせてもらう」


「隆弘さんは...来ませんよ...」


「ケンカでもしたのか?」


「...どうしてそんなこと言わなきゃいけないんですか!!」


思わず突っ込んでしまう