俺は普通の高校生。朝起きて歯を磨き、顔洗って、家族とも適当に会話をし、学校へは普通に徒歩で駅に向かい、電車に乗って、途中で友達‥つうか顔見知り仲間と出会い、楽しい?会話をし、駅につき、学校にまた徒歩で向かう。今日もそんな風に学校へ来た‥はずだったのに‥。



吉井富永(16歳男身長165、体重、60、少し筋肉質顔は普通、性格大人しいが思慮深い、キレると冷静冷酷、座右の銘は、自業自得はいい気味だ)趣味は、読書(漫画)、ゲーム、時々筋トレ

〈グピ!ウゲ!ヴアアーグジュル、ニチャ、コリコリ‥〉(何だよ! 何なんだよ!これは!)」 教室でゾンビが、暴れている。
悲鳴が聞こえる、教室の後ろの棚の上、耳を両手で押さえ、口を膝で押さえている。「(どうしてこんな事になってるんだ何が起きたんだ?外はどうなってるんだ?)」隣にいた奴が足を掴まれ、悲鳴を上げてしまった。引きずり込まれゆく最中目が合った。まるで助けを求めてるようで、もう駄目だと諦めてる目をしていた。最後の悲鳴が終わり、教室をさまよい歩いている音がする「(ゆっくりと顔を上げるぞ、ホラーは苦手じゃないんだ、顔を上げて、そこにどんな顔があったとしても、絶対声を出すなよ俺!いくぞ…)」
そこには地獄があった。
血や骨なら、まだ良い。だが、ついさっきまで生きていた人間を見ていたのだ。 それらの人達が内蔵をさらけ出し、脳味噌を少し出し、クラスメートを食べている。「ひう‥」声を出してしまった。《ピク》ゾンビ達が反応した。《ヴアア‥》迫ってくる。「〈ガタガタガタガタ‥カチカチカチ〉」歯が、どれだけ我慢しようとしても、歯が云う事を聞いてくれない。「畜生、畜生、畜生、畜生おお!!治まれ、治まれよおお!!」すぐそこまで、あと10cm!「もう‥駄目だああああ!!」〈サ〉と立ち上がろうとした。が、腰が抜けていて思うように立てなかった為、棚の上からゾンビ達の上にダイブする格好になってしまった。
「(ああ‥終わりか)」そう思った瞬間(終わりか?)声が頭の中で響いた。