ゴーディアの国政に多大な力を持ち続けてきた元老院は、今回の事で解体が決まり、国王への裏切りが発覚した者達には容赦なく死刑宣告がなされた。この辺りで、一気に内部の膿を出してしまうことを決意したクロウは、あともういくつかの事をやり遂げなければならなかった。
ゴーディアの艦隊は既にサンタシに向けて出航している。砲弾の代わりに、大量の木材や工具を載せて・・・。
後は彼らが到着するよりも先に、ファウストがフェルデンの元に書状を届けてくれれば滞りなく王都復興の援助が行える手筈である。
それから、数日後にクロウは重大な催しを予定していた。父ルシファーの葬儀である。ブラントミュラー公爵の一件で、クロウは父の遺体を火葬しようと決心したのだった。ゴーディアの民には、既にこのことを公表しており、当日には国外からも多くの民衆がゴーディアに詰め掛けるだろう。反対するかと思っていたアザエルも、このことには快く賛同してくれていた。
そして、もう一つ、クロウにはまだアザエルにも言っていない大きな決心があった・・・。
ゴーディアの艦隊は既にサンタシに向けて出航している。砲弾の代わりに、大量の木材や工具を載せて・・・。
後は彼らが到着するよりも先に、ファウストがフェルデンの元に書状を届けてくれれば滞りなく王都復興の援助が行える手筈である。
それから、数日後にクロウは重大な催しを予定していた。父ルシファーの葬儀である。ブラントミュラー公爵の一件で、クロウは父の遺体を火葬しようと決心したのだった。ゴーディアの民には、既にこのことを公表しており、当日には国外からも多くの民衆がゴーディアに詰め掛けるだろう。反対するかと思っていたアザエルも、このことには快く賛同してくれていた。
そして、もう一つ、クロウにはまだアザエルにも言っていない大きな決心があった・・・。


