私は急いで立ち上がり、資料室を出た。



ガシャンッ



だから気づかなかった。



「…………ってぇ…」



ピピッ



「ん?ケータイ…あいつ落としたのか…」



拾おうと手を伸ばした時…



「………………え?」



ディスプレイの文字に目が止まった。



「これって…―――」