「ちょっと!何ラブラブしてんのよ!」



「なっ……」



ラブラブなんかしてないし!!



いや…あれはしてたのか?



やっぱりもう少し気をつけなきゃ。



「まさか、キスしちゃった!?キャー!!」



え、何も言ってないんだけど…



もう帰りたい…



「ち、ちょっと!待ってよ!」



叫んでいる伶を置いて、私はスタジオを後にした。