だから俺は決めた。



スッと立ち上がる。



すると、



―ガラガラッ



タイミングよくアイツが中から出てきた。



アイツは俺を見て驚いた顔した。



「……桜田は?」



俺は目を合わせずに聞いた。



「……寝たけど」



「そ」