「の~ぞ~み!」 休み時間になると伶が私の席まで来た。 「ねぇ昨日の駆君のドラマ見た?」 「え、見てないけど?」 「はぁ~!?彼氏なのに見てないの~!?」 そう言った瞬間伶の口をガバッとふさいだ。 「声がでかいっ!!」 まったく油断も隙もありゃしない。