「…なにに?」





「あたし……神崎航平と高校一緒だったんだ、」



「……!!!」







「…てわけで唯とも知り合い、」






「……あ、え、…ゴメン、、」





「…いや、ただ驚いただけだから。

うん、別に一回クラス一緒だっただけで面識ある程度、だから、いいんだけど
………うん、ビックリ
あんた、意外と熱い女だったんだね
よく頑張った!」






そう言って、ニカッと笑った真美奈は…なぜか少し淋しげに見えた。







「じゃあ、そっかー高木はフラれる運命かぁ」





「…いや。ほんとに高木のことは傍にいてくれて有り難いなって思うんだけど、でも、うん。
高木みたいな人が私のこと好きなわけないよ」







「うーん…なんだろうねぇ
ハナには高木はチャラいやつに見えるかもしんないけどさ、あたしはアイツと友達として付き合ってて真面目なとこもあるし、ほんとにイイヤツだなって思う
だからハナがいうように面白半分だけでアンタに好き好き言ってるわけじゃないと思うよ?」







「うーん……」




「だってアンタが約束やぶったからスネちゃったんでしょ?
高木、女子みたいに堪がいいから自分より航平君とられたの気付いてショックだったんだよ。」






…でも、いまさら高木に謝っても話しかけても無視されそうで怖い。

普通の友達に戻りたい。





高木、どうしたら前みたいに戻れる?