次の水曜日、航ちゃんと授業が一緒の日もサングラスかけてマスクをして
1番後ろの1番角の席にポツン、と座った。







航ちゃんはグルッと教室を見回してたけどあたしには視線を止めずに適当な席についた。








高木とも微妙な関係のまま。





おはよう。と言うだけ、


おはよう、とは声をかけてくれるのにそれ以後は一切関わってこない。






毎日、違う女の子や友達と一緒にいた。











あたしも友達と普通の日々を過ごした。


ここ一年を高木につきまとわれていたからある種、新鮮な生活だった。
でも、すこし。

ほんの少し、寂しい。








大学で1番気が合った女友達は 桜井 真美奈 という多少、荒っぽい、でも清々しいほどサバサバしている綺麗な女の子。


お昼ご飯をたべていると





「そういえばハナは、喧嘩したの?ヤツと」




といって箸で高木を指した。







「お行儀悪いよー
喧嘩ってゆうか…嫌われた、かな?」