「…ぃ…舞!!よかったー…」
「ここは…?」
「あんた城に入る前に車にひかれたのよーお母さんびっくりしたわー目撃した人から言うと自分から飛び出したらしいわよー気をつけなさいよ!もう…でも生きててよかった…」
「もう…お母さん…勝手に殺さないでよ…」
「だって…」
それにしても…私は何してたんだろう…確か城門らしき前に石があってそれから石から光がでて…
「お母さん!城門の前に石あった!?」
「なによ急に…そんなのないわよーなんで?」
「なんとなく…」
確かにあったのに…誰かの声といい…今日はおかしい…
どうして…あの声に聞いたことあるんだろう…
とても懐かしいしそして…とてもいとおしい…

「舞…大丈夫?」
「うん…ねぇお母さん…家康って誰?」
「あのお城の主よ急にどうしたの?」
「いやぁなんとなく…そんの人に仲間っている?」
「たくさんいるわよ~きりがないわー」
「ふーん…」
あの声は誰だったんだろ…
「1日安静にしときなさいって運よく無傷だけど頭を強く打ってるみたいだからだって」
無傷…!!
「奇跡よー…」
ありえない…
やっぱり今日はおかしい…1日でこんなことおこるはずない…
「帰りましょうか…先生ありがとうございました」
「お大事に絶対に安静ですからね無傷なのが奇跡なんですから」
「舞今日は帰ったら寝なさい」
「はーい…」
ふぅ疲れた…
今日はいろんなことばかりあって…ふぅ…寝るかな…


「「舞…お前は何故忍びになったのだ?」」
「「あなたは知らないでしょうけどお父様の家系が忍びだからよ」」
「「お前はそれでよかったのかお前はおなごだぞ…お前も知っているだろ…忍びの世界に入れば抜けられないことくらい…」」
「「知ってるわよ…」」


「…ぃ…舞着いたよ」
夢に出てきた人…城で聞いた声と同じだった…
「お母さんもう寝るね」
「そうね…おやすみなさい」
「おやすみなさい」
今日の城の件といい事故といい夢といい…
今日の私はどうかしてるみたい…
明日には元通りになってるかな…
今日は疲れた…もう寝よう