「お母さん…私ここに来たことある?」
「ないわよー綺麗でしょ~お母さんが一番好きな城なの!!」
私ここに来たことある…
絶対…
「聞いてるの…って何泣いてんの?」
えっ…泣いてる…?
「「家康様…新しく仕えたいと申しておるものがおられますがいかがいたしますか?」」
「えっ誰!?」
「誰ってお母さん!!もう何言ってんの…お母さん心配だわー…って聞いてるの?もういいわお母さん回ってくるから待ってなさい」
さっき確かに聞こえた…
でもお母さんには聞こえてないみたいだったけど…気のせいね私も回ってみようかな…

「「去れ!!お前のくるところではない!わかってくれ!!お前を危ない目に合わせるわけにはいかないんだ…」」
!!まただ…どこから…
「「いや!!いやよ!私だけなんて!!私はあなたについていく!!」」
あの石からだ…
!!
「きゃー…」
一瞬にして光に包まれ、深い眠りに誘われた。