鈴の音が響く頃


「え?え?」


「つまり。」


紫さんは笑いをこらえながら
ゆっくり、杏のところへ近付く


そして、杏の座るベッドの横に腰掛ける


でも…杏は紫さんに目もくれず、私をじーっと見ている


杏の横に座る紫さんと、杏の距離が以上に近くて…


「し、紫さん、もしかして…?」


「ふーん。もう一人は、しば。か…」


「そういうことだよ。」


紫さんがにっこりと笑う