その夢の翌日も、あと数日で終わるいつもの 勉強の時間を”おち”の家で過ごしていた。 宿題をしながら、ふと”おち”の横顔を のぞいた。 あの子供の顔が浮かんできた。 ”似ている様な、似ていない様な” まじまじと見ていると、俺の視線に”おち” も気づいて 「何? なんかついてる?」 とノートから、顔を上げた。 「いや、ちょっと・・ 変わった夢を見て」 事故の死の事をいうのも何なので、内容は言 わないでおいた。 すると、”おち”も、 「俺も昨日、見たよ。」 と言って、話し始めた。