今度は何を言い出すのだろう?と、たじろぎキョロキョロと目が泳ぐ店員。 店の外まで聞こえる位の大きな声で叫び始める二戸 梨杏。 「キモイ、へんたーーーい!」 『キモイ』と『変態』が合体をした。 店の外を歩く通行人達がクスクスと笑いながら、店の中をチラチラと見ながら通り過ぎて行く。 笑いながら歩いて行く通行人達とガラス越しに目が合うカラオケ店の店員。 平然としている二戸 梨杏。 俺はやましい事なんか何もしていない!と顔を必死に何度も横に大きく振って通行人達に訴える店員。