晴れ時々@先生の妹【第1巻】





中村先生の話を頭の中で想像している。






先生の着ぐるみ姿、何だか先生の雰囲気とちょっと合っていないような気がする……。








だけど、中村先生がシマリスの着ぐるみを着ていたなんて、口が裂けても絶対に誰にも言えない。








突然、中村先生が二戸 梨杏を呼ぶ。







「――二戸?」






「はいっ」






「これから、俺が一人で車に乗ってお前の必要な荷物を取りに二戸の家まで行ってくるよ」







「えっ!先生……本当に、私、凄く嬉しい。ありがとう」







――先生、私、先生の優しさに甘えてもいいんですか?






なんだか、学校にいる時よりも優しすぎる先生。








――私がここにいる事で、無理してない――?