――ああーっ!これでもない、あれでもない!!






本当に、困ったなー!







俺の大きなサイズのランニングシャツやトランクスの下着は全く使い物にならないし!






クッソッーーーー!






やけくそになってきた中村先生が自分のシャツや下着を引っ張出してはポイポイと後ろへ投げ捨てる。







ポツンと後ろに立っている二戸 梨杏の足先に中村先生が投げた下着が次々に飛んで落ちてくる。






驚いて「ひゃっ!!」と、声を上げる二戸 梨杏。







「あっ、いいのがあったぞ!」







――よしっ、これにしよう!








中村先生が汗だくになってクローゼットから引っ張りだしてきた物。







――可愛いシマリスの着ぐるみだった。







昔、中村先生が大学の学園祭で使用した物だ。