「俺、ちょっと服を着たら、朝ごはんを作ってくるから。まぁ、それまでゆっくりしてろよ!」






「はいっ…」







先生が梨杏に朝ごはんを作ってくれるんですか……―。





中村先生が寝室から出ていく。






掛布団を頭の先まで深くかぶせる二戸 梨杏。






――あっー、もう本当に心臓が破裂しそうなぐらい胸がドキドキして、私の寿命が一気に縮まるかと思った。