お昼を過ぎた午後。
日当たり抜群の窓辺にはデスクがデンと構えており、周りには棚やらデスクやらが混雑して置かれていた。
その部屋の中央にはテーブルがあり、それを囲むようにあるソファは長年使ったせいで濃かったインディゴブルーも色褪せていた。
それに座っている私はティアル=フロリラッドと申します。
で、あまり綺麗とも言えないこの部屋は仕事場なんですが、私の上司にあたる方は数分前に消えました。
「・・・・・・これをまた払えと?」
仕事場にやってきたばかりの私に数枚の請求書を残して。
写真で残しておきたいと思うほどの種類が様々ですが、生憎ともう見飽きた。
それぐらい私がする仕事では請求書がたくさん現れます。