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「、じん ざ・・・・・・・・・・・

な、にを・・・・ッ」



俺の下で、綺麗に蠢く空羽。

自分が何者かを知らなくて、今まで生きてきた。


「うぁ・・・・・・・・」


普段の真っ白な肌は、薄い桃色に染まっている。



「!じんざぁッ!!!


ぁああああああああああっ・・・・・・・!」



いつものあの無表情は、どこに行ったの。


そんな苦痛に顔を歪ませて。




「ぅ、あ ああああああっ・・・・・・・」


「薬がなかったら、もっと意識がハッキリしてて愉しいんだろうな」



虚ろな眼。

には、苦痛と怒りの情が滲んでいる。



「やっめ・・・・・・・」
「やめない」


自分の汗が、空羽の鎖骨に垂れた。



「痛いの?」

「っく、あッ・・・・・・・・・・」


空の腕を掴んでる俺の手が、逆に反対の方の腕で掴まれている。


・・・・すごい力。


俺が掴んでいる方の腕は、震えて、指が痙攣している。
・・・・・・言葉にしなくても解るよ。



「我慢して ?」

「じんざっ・・・・・仁叉、・・・・・・・・・・」