―――一通り空羽から話を聞いた零は、ふと疑問に思う事があった。




(コイツって籍入れてんのか・・・・・・?)




そして、空羽に呼び戻され、考えに浸っていた零は顔を上げる。



「ねぇ、零。寝よ。零の目が、死んでる。」

「・・・・・・まぁ、眠くなったのも事実。」

「また寝て起きなくなったらどうしよう」

「んー・・・・・・・。そん時は叩き起こしてくれ」



ぽん、と頭に手を置き、零は目蓋を閉じた。




(洗い浚い調べるか・・・・・・・・・・・)






そう思いながら。