小さい頃、“薬物”と言うものに慣れるため、沢山薬物を身体に入れられた。
はっきり覚えていないけど、見ていた人の話。
吐き気、目眩、幻覚、嘔吐。
それに慣れてしまった身体。
誰かが、自分の背が伸びなくなったのはそのせいだ、と言っていた。
人を殺める事だけ教えられた身体。
この指は、人の首を絞めて、引き金を引いて、醜い弾丸を肉体に貫通させる、悪魔のような指。
多少の傷では動じない。
骨折位ならほぼ毎日だった。
そんな醜い幼少期から逃げ出すために、仁叉から離れた自分と、兄さん。
ただの犯罪者。
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