その視線を辿れば、たくさんのホタルが飛び交っている。 本当に幻想的で神秘的なホタル。 ずっと見ていても飽きない。 気持ちが癒される。 気付けば、嬉しくて嬉しくてまた涙が零れる。 「また泣いてる。」 涙をそっと拭いてくれる夕真。 「だって…。」 「だから泣くなって。」 そう言ってチュッと涙に触れる。 .