先頭を行く康平やクラスメイトの賑やかな声。 一番後ろを行くあたし達は無言のまま。 あたしのドキドキと高鳴る心臓の音が、聞こえてしまうんではないかと心配になる。 でも、響くのはあたしの下駄の音。 それが虚しく鳴るだけだった。 .