ホタルが舞う季節


いつもの場所に着いて、そっと手が離れると何だか物足りなさが残った。


不意に横を見れば夕真と目が合い、おもわず、目を逸らしてしまった。


見られたくなかった?


康平と手を繋いでた所。


何だか、その場にいたたまれなくなり、少し離れようと川の側まで行くことにした。