「おい!何やってんだよ!!」


あっ、そうだった……。


アハハハハ……。


苦笑いしか出来ないあたし。


「ほら、行くぞ!」


そう言って手を差し出され、なんの戸惑いもなくその手を掴む。


もっとドキドキするかと思いきや、やっぱり小さい頃から馴れ親しんだ仲。


いつもの調子で手を繋いだ。