「これでいいだろ?」

いつの間にか優くんのネクタイが私の首に付いていた。

その仕草にドキッてした。
その事に私はまだ優くんの事が好きって実感した。

「そうだ。今から学校抜け出さない?」

「うん。」

「よし、決まり。じゃーサボりますか?」

そう言って優くんと私は走り出した。