「努力、してるの…?」 「健の場合は…しすぎ、かな」 「…」 「風馬もみんなもしてる方だけど、健の努力は格別。 誰よりも、陸上が好きなの」 あたしは、走っている健に目を向ける。 いつもの無邪気な顔じゃない。 真剣で、真っ直ぐな瞳──。 あぁ…この瞳…風馬と一緒だ。 そっか、これが… 陸上が好きな人の瞳なんだ──。