「あづーい」 「いいなぁ、風花。その可愛い日傘」 「ぁ、使う?」 「いいの! 風花が使って! ってか、風花が手放しちゃダメでしょっ」 「あたしは大丈夫だよ?」 「良くない。もし具合悪くなったらどうすんだ」 「そーそー! 風花ちゃんは、自分の心配しろって!」 「…っ」 胸が、熱い──。 また、目頭がとても熱い。 なんだろう、このキモチ。 ずっと、 ここにいたいと思ってしまう──。