「わかった。 ──待ってる」 そう言って、彼は病室を出て行った。 ──ドキン ドキン 心臓の音が、だんだんと静まっていく。 心が、ホッとしていくようで、 温かくなっていく。 生まれて初めてのキモチに、 心が包まれた──。