「俺ね、線香花火が一番好き」 「ぇ…ぁ、あたしもです」 「風花の好きな人、風馬でしょ」 風花はボンッと音がでるくらい、顔を真っ赤にさせた。 その姿が可愛く思える。 だけど、少し…切ないキモチになった。 「行ってきたら? 風馬のとこ」 「でも…今、佳織と…」 「佳織は健にゾッコンだから」 「ぇ…」 「風馬と佳織は幼なじみ」 俺、なにやってんだろ。 好きな女の子の恋に協力とか…バカだよな。 だけど… 「ほ、んと…?」 「うん」 「よかった…」 幸せそうに笑う君が愛しくて。