凜歩からの突然の告白から1週間が経った。

凜歩が入院してから2週間だった。

「莉音。」

「どうしたの?」

「俺、明日退院なんだわ。」
「えっ?‥」

分かってた。いつまでも一緒に居られるわけじゃないって。
いつかは退院するんだって。
でも、いざその日が来るとすごい寂しい。
でも仕方ないよね‥。

「そっか‥!おめでと!」

「莉音。ごめんな。でも俺毎日学校終わったら来るから!」

「いいよ!部活とかあって大変でしょ?それに今5月だし高総体あるし。」

「莉音のためならそんなのどうでもいい。」

そんなこと言わないでよ‥。
私だって長くない。
だからいつ逝くかも分からないのに、そんな惨めな姿見せたくない。

「いいってば!!」

「‥なんだよ。」

これでいいよね。
しばらく距離を置こう。
付き合ってまだ2週間も経ってないのに距離置くって‥恋愛未経験な私にとっては複雑。