「びっくりしたー‥いきなり声かけないでよ!」

「ごめんごめん(笑)さっきからブツブツ言ってるからさ!」

「凜歩くんには関係ないでしょ!もう!」

「そんな怒んなって!可愛い顔が台なしだぞ?」

−ドキッ

「///‥な、なに言ってんの!?」

「本当のことだし?てか"凜歩くん"じゃなくて"凜歩"でいいよ。」

「り、り‥ほ?」

「でも女っぽくてちょっと自分の名前嫌なんだよなー‥はは」

「じゃあ、呼ばない方がいいでしょ?」

「莉音には呼んでほしいから。」

"莉音"いつの間にかそう呼んでいた。
何だか照れるなー‥。
しかも莉音には呼んでほしいって‥私勘違いしちゃうよ‥

「じゃあ凜歩って呼ぶね?」

「頼むよ!!ニコッ」

−ドキッ
うわー!!!やばいよ!!!
そんな笑顔向けないで!!
おさまれ私の心臓!!!
おさまれ私の気持ち!!!

「莉音。」

「は、はい?」

真面目な顔で名前を呼ばれてなんだか胸騒ぎがした。
なんだろう‥。
何か起きる‥。