「耀羽は彼女とかいないの?」 「は?」 兄さんが聞いてきた。 「別にいないよ」 「お前、モテそうなのに?好きな人もいないの?」 「………」 「好きな奴はいるけど…」 それは天使だ。なんて言えるわけない。 「へぇ…いいねぇ。青春だなぁ」 親父くさい。