「アズミさんって翼君の彼女ですか?」
「あぁ。そうだよ」
「美人だよ、アズミさんは」
俺は呟き、コーラを飲む。
慶は俺を見て目を見開いた。
「耀羽が美人って言うなんて珍しい…。相当、美人なんですね!」
「見せてもらえば?兄さん、写メあるでしょ?」
「あるよー!自慢じゃないけど……」
兄さんは携帯を操作して慶に画面を向ける。
「メッチャ美人だろー!!」
「ワァーオ!!これは美人だ!」
「だろだろ!」
アズミさん。
スミマセン。
アズミさんの知らないところで馬鹿2人が、貴女の話題で盛り上がっています。


