無邪気に笑う少女。天使って…こんなに綺麗なものなんだな。

「俺の名前は高城 耀羽(たかしろ よう)」
『耀羽か…。格好良い名前ね。アタシの名前は郡山 日和(こおりやま ひより)よ。ヨロシクね、耀羽』
「日和ね…。あのさ何で俺は天使が見えるの?」

ずっと気になっていた。今まで霊なんて見えたことがない。

『分からないけど…』
「まぁいいや…。とにかく俺には天使が見える。そう思っとけば良いんだろう?」
『うん。そう!』

何だか嬉しそうな日和。天使って意外とフツーだな…。